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 ベネズエラ・マンスリー政治情報(平成2412月)

 

政 治 概 況

(1)内政

ア 8日,チャベス大統領は悪性腫瘍の再発を告白,キューバを訪問し摘出手術を受けた。

イ 16日,州知事選挙が行われ,全23州の内20州で与党PSUVが勝利した。

(2)外交

ア 4日,マリキ・パレスチナ外相が当国を訪問,第1回二国間閣僚級委員会会合が行われ,計9つの合意文書に署名した。

イ 7日,ラミーレス石油鉱業大臣はチャベス大統領に代わり,ブラジリアで開催された第44回メルコスール共同市場審議会・首脳会合に出席した。

内 政

(1)チャベス大統領の体調問題

ア 7日未明,11月27日から高気圧酸素治療を受ける目的でキューバに滞在していたチャベス大統領が帰国した。

イ 8日夜,チャベス大統領は大統領府においてテレビ向け演説を行い,キューバで精密検査を受けた結果これまでと同じ箇所に悪性腫瘍の再発が見つかった旨告白,もし自分が大統領として職務遂行不能となり再選挙が実施されることになった場合はマドゥーロ副大統領に投票してほしい旨述べた。

ウ 10日未明,チャベス大統領は悪性腫瘍の摘出手術を受けるためキューバに向けて出発した。

エ 11日夜,マドゥーロ副大統領は,キューバにおいてチャベス大統領は6時間に及ぶ手術を受け成功した,右手術は非常に複雑なものであった旨発表した。

オ 12日,マドゥーロ副大統領は,チャベス大統領の術後のプロセスは複雑で厳しいものになるであろう,我々国民はこれから訪れる複雑,困難且つ厳しい日々に立ち向かう準備を厳かに進めなければならない旨発表した。

カ 12日,ビジェガス通信情報大臣は,チャベス大統領の術後の容態は回復に向けて安定しているが,術後のプロセスは引き続き複雑なものになるであろう旨発表した。

キ 18日,ビジェガス通信情報大臣は,チャベス大統領は17日に呼吸疾患の症状が見られたが現在の容態は安定している旨発表した。

ク 24日,ビジェガス通信情報大臣は,チャベス大統領は現在,絶対安静の状態を厳格に保っており,体調は若干回復し快方に向かっている旨発表した。

ケ 24日,マドゥーロ副大統領は,チャベス大統領から電話があり約20分間話をした,現在同大統領は歩行し,日々の治療の一環として運動をしている旨発表した。

コ 30日,マドゥーロ副大統領は,チャベス大統領は手術後,呼吸器系の新たな合併症を引き起こしており,容態は引き続き繊細である旨発表した。

 

(2)州知事・州議会議員選挙

ア 16日,州知事選挙が行われ(投票率53.94%),全23州の内20州で与党PSUVの候補者が勝利し,野党側は改選前の8州から3州に獲得州を減らした。

イ 同日,州知事選挙と同時に州議会議員選挙が行われ,20日時点で改選全237議席のうち与党PSUVが全体の70%に相当する165議席(アマソナス州とデルタ・アマクロ州各1議席の計2議席未確定)獲得し,アマソナス州を除く全ての州議会において過半数以上の議席を獲得した。

外 交

(1)対パレスチナ関係

 4日,マリキ・パレスチナ外相を団長とするパレスチナ政府代表団が当国を訪問,マドゥーロ副大統領兼外相と会合を行った他,第1回二国間閣僚級委員会会合が行われ,政策協議メカニズム,外交旅券のビザ免除,経済,農業,保健,文化,スポーツ,観光,情報通信分野における計9つの合意文書に署名した。

 

(2)対ノルウェー関係

 4日,ノルウェー外務省は,ベネズエラの治安悪化に鑑み,2012年をもって当地ノルウェー大使館を閉鎖し,代わりにコロンビアに大使館を開設する旨発表した。

 

(3)対メルコスール関係

 7日,ラミーレス石油鉱業大臣はチャベス大統領に代わり,ブラジリアで開催された第44回メルコスール共同市場審議会・首脳会合に出席,ベネズエラ側がメルコスールの対外共通関税を,2013年に全体の28%,2014年に18%,2015年に15%,2016年に36%(累計97%)と段階的に適用する旨合意した。

 

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