1.対米関係
(1)6日,米国務省は,リビア・アコスタ駐マイアミ総領事に対しペルソナ・ノン・グラータを宣告した。これに対し17日,ベネズエラ政府は,駐マイアミ総領事館職員をベネズエラに召還し,同総領事館の業務環境とセキュリティーについての総合的な調査を開始する旨決定した。
(2)31日,ジェームス・クラッパー米国家情報長官は,米上院の公聴会において,「チャベス大統領はガンを克服したと発言しているが,彼の体調にはまだ疑問が残る。仮にチャベス大統領が10月の大統領選挙に立候補できなくなった場合,彼のような強烈な個性とカリスマ性を兼ね備えた指導者は他にいない。チャベス大統領が自身の後継者をPSUVの中で育ててこなかったのは過ちである。」と述べた。
2.対ペルー関係
(1)7日,ウマラ・ペルー大統領が当国を訪問,チャベス大統領と共にヘリコプターでオリノコベルト地帯のカラボボ鉱区を視察した他,部分的到達協定を含む10の合意文書に署名した。
(2)オタロラ・ペルー国防大臣が当国を訪問,チャベス大統領及びシルバ国防大臣と会合を行い,安全保障・国防分野の協力に関する合意文書に署名した。
3.対イラン関係
(1)8日−10日,アフマディネジャード・イラン大統領が当国を訪問,チャベス大統領と会合を行い,産業,科学技術,政治,軍事的脅威に関する共同宣言に署名を行った。
(2)ベネズエラ外務省は,イランの核科学者ムスタファ・アフマディ氏がテヘランで爆弾テロにより殺害されたことに関し,帝国主義者によるテロ行為であると非難する旨のコミュニケを発出した。
4.対ニカラグア関係
10日,チャベス大統領はニカラグアを訪問,オルテガ・ニカラグア大統領の就任式(再任)に出席し,記者会見において,「オルテガ・ニカラグア大統領の再選は米州ボリーバル同盟(ALBA)にとっての勝利である」と述べた。
5.対グアテマラ関係
14日,マドゥーロ外相がグアテマラを訪問,オットー・ペレス・グアテマラ大統領の就任式に出席した。
6.対ブラジル関係
24日,アモリン・ブラジル国防大臣が当国を訪問,チャベス大統領及びシルバ国防大臣と会合を行い,国境付近の治安強化を含む軍事協力について協議した。 |