1.対ハイチ関係
2日,ポーラス外務次官はハイチを訪問,マルテリー・ハイチ大統領及びラモット・ハイチ外相と会合を行い,ベネズエラ出資のハイチに対する支援プロジェクトを実施するための合弁会社を設立する旨合意した。
2.対ロシア関係
4日,ベネズエラ外務省はロシア大統領選挙の開催を祝福する旨のコミュニケを発出,翌5日,キューバ滞在中のチャベス大統領は,プーチン・ロシア新大統領と電話で懇談し,大統領選の勝利を祝福した。
3.対米関係
(1)6日,フレイザー米南方軍司令官は米下院の公聴会において,ベネズエラはチャベス大統領の健康不安,恒常的に不安定な経済,暴力事件の増加等の問題に直面している上,麻薬対策に非協力的であると批判した。
(2)15日,ダーハム駐ベネズエラ米国大使はインターアメリカン・ダイアローグの討論会において,ベネズエラと米国の関係改善は,麻薬対策や貿易など両国の関心事を具体的に進捗させることによって達成されるべきであると発言した。
(3)21日,マイク・ハマー米国務省次官補は,「チャベス大統領の病状に関する詳細は知らないが,同大統領の回復を願う。」と発言すると共に,アフマディネジャード・イラン大統領とラ米関係国との接近に懸念を表明した。
4.対コロンビア関係
(1)7日,キューバで術後療養中のチャベス大統領は,キューバを訪問したサントス・コロンビア大統領と会合を行い,部分到達協定(APP)をはじめとする二国間アジェンダの見直しを行った。
(2)21日,ベネズエラ当局は,カラカス−バルガス州を移動中のFARC創設メンバー「マルケタリアーノ」を拘束した。
5.対ガイアナ関係
(1)13日,ベネズエラ政府は,同日付外務省コミュニケを通じて,2011年9月6日にガイアナが大陸棚限界委員会に提出した大陸棚の150海里延長申請に関して,同委員会で右申請について審議するのを拒否するよう国連事務総長に要請した。
(2)14日,バーゲット・ガイアナ外相は,ガイアナの大陸棚延長申請に関するベネズエラ政府の対応を残念に思うと発表した。
6.対アルゼンチン関係
20日,チャベス大統領は,アルゼンチンで行われたデジタルテレビに関する協定の署名式にビデオ会議の形で臨席した。アルゼンチンを訪問中のマヌエル・フェルナンデスCANTV総裁は,フェルナンデス大統領,フリオ・デ・ビド・アルゼンチン公共投資・サービス計画大臣の同席の下,アルゼンチンArsat社との間で3機の送信施設の設置に関する協定に署名した。 |