ホーム 安全情報 ベネズエラ概観 二国間関係 領事情報 文化 事業
リンク集 お知らせ ご意見・ご要望      

 

  基礎情報

 最新政治 情報

 バックナンバー

 最新経済 情報

 バックナンバー

 文化事情

 略史

 

  ベネズエラ・マンスリー政治情報(平成2411

 

政 治 概 況

(1)内政

ア 1日,12月16日の州知事・州議会議員選挙に向けた選挙キャンペーンが開始された。

イ 27日,チャベス大統領はキューバで特別治療を受ける目的で同日からベネズエラを不在にする旨国会に申請し,当国国会はこれを承認した。

(2)外交

ア 12日,国連本部において国連人権理事会の理事国選出選挙が行われ,ベネズエラが154票を獲得して当選した。

イ 28日−30日,ラミーレス石油鉱業大臣及びジョルダーニ企画財務大臣等は北京を訪問,第11回ベネズエラ・中国閣僚級合同委員会会合に出席し,計8つの合意文書に署名した。

内 政

(1)チャベス大統領の動向

ア 6日,8日及び15日に大統領府で閣議を行った。

イ 27日,チャベス大統領はキューバで高気圧酸素療法と理学療法を受ける目的で同日からベネズエラを不在にする旨国会に申請し(帰国日は明示されていない),当国国会はこれを承認した。

ウ マドゥーロ副大統領兼外務大臣が30日にリマで開催される第6回南米諸国連合(UNASUR)首脳会合に出席することを受け,キューバから電子署名を通じて28日付大統領令を発効し,ナバロ電力大臣を2日間の臨時副大統領に任命した。

 

(2)州知事・州議会議員選挙

ア 1日,12月16日の州知事・州議会議員選挙に向けた選挙キャンペーンが開始された(12月13日まで)。

イ 22日,世論調査会社Hinterlaces社は,カラボボ州知事選挙の候補者支持率に関して,フランシスコ・アメリアッチ与党候補(元大統領府大臣)45%,サラス・フェオ野党候補(現職)37%との調査結果を発表した。

ウ 24日,世論調査会社Datanalisis社は,アラグア州知事選挙の候補者支持率に関し,リチャード・マルド野党候補41.3%,エル・アイサミ与党候補(前内務司法大臣)38%との調査結果を発表した。

エ 28日,世論調査会社IVAD社は,ミランダ州知事選挙の候補者支持率に関して,カプリレス野党候補(現職)53.6%,ハウア与党候補(前副大統領)32.8%との調査結果を発表した。

 

(3)2013年−2019年第2次社会主義国家計画

ア 10日,マドゥーロ副大統領兼外務大臣は2013年−2019年第2次社会主義国家計画の策定に向けた全国での公開討論(proceso constituyente)を開始する旨発表した。同計画は,公開討論における提案を経て,来年1月10日の大統領就任式の際に国会に提出される予定である。

イ 15日,チャベス大統領は大統領府での閣議において,2013年−2019年第2次社会主義国家計画は,野党側が懸念するような憲法改正のための制憲議会の召集や,コミューン国家建設に向けた州庁や市役所等既存の地方自治体の解体を意味するものではない旨述べた。

ウ ビジェガス情報通信大臣は,30日に予定していた公開討論の期日を12月10日まで延長する旨発表した。

 

(4)野党側による「政治囚」への恩赦要請

 12日,サンブラノ野党派国会議員(AD党所属)はマドゥーロ副大統領兼外務大臣及びフローレス共和国管財長官と会合を行い,「政治囚」の釈放,「政治亡命者」の帰還,国会議員の不逮捕特権の尊重等について書簡を通じて正式に要請した。

外 交

(1)対ブラジル関係

 1日,パトリオッタ・ブラジル外相が当国を訪問,チャベス大統領及びマドゥーロ外相等閣僚と会合を行い,科学技術,農業,工業分野を含む二国間協力について議論した他,ベネズエラのメルコスール正式加盟及び二国間投資・貿易について議論する目的のラ米担当外務次官の会合を2ヶ月毎に行う旨合意した。

 (2)対米関係

ア 8日,チャベス大統領は大統領府で閣議を行った際,「米国は社会・経済的に分裂しており,エリート及び超エリート層が同国を搾取する一方で,貧困層が日に日に増加している。米国は分裂国家である。オバマには次期政権において,自国の統治に従事し,(国際社会の)諸国民に対する侵略及び不安定化を止めるよう期待する。」旨述べた。

イ 12日,マドゥーロ副大統領兼外務大臣は,(オバマ米国大統領の再選を受け)両国の大使を再派遣することには何の問題もない,いつの日か米国政府とチャベス政権との関係が,干渉主義ではなく国家同士の尊重と平等に基づく関係となることを期待する旨述べた。

ウ 13日,オスティック米国務省報道官は,米国はベネズエラとの外交関係を維持することは重要であると考えている,ベネズエラ政府と議論すべき重要なテーマがある,但し,いつ両国政府が大使派遣の準備が整うのかはわからない旨述べた。

(3)2012年国連人権理事国選挙

 12日,国連本部において国連人権理事会の理事国選出選挙が行われ,ベネズエラが154票を獲得して当選した。ラ米グループではベネズエラの他に,ブラジル(184票)とアルゼンチン(176票)が当選した。

 (4)対フランス関係

 24日,ハモン・フランス社会経済大臣が当国を訪問,メネンデス産業大臣等と第3回二国間閣僚級会合を行い,工業,鉱業,科学技術,観光等に関する計7つの協力協定に署名した。

 (5)対シリア関係

 27日,当国訪問中のアル・モクダッド・シリア外務次官は記者会見を行い,シリアの現状について説明すると共に,シリアで起きている暴力事態を終結させる唯一の道は,全国的な対話を開始することにある旨述べた。

 (6)対中国関係

 28日−30日,ラミーレス石油鉱業大臣及びジョルダーニ企画財務大臣等は北京を訪問,第11回ベネズエラ・中国閣僚級合同委員会会合に出席し,石油,鉱業,電力,インフラ,融資分野における計8つの合意文書に署名した。

 (7)第6回南米諸国連合首脳会合

 30日,マドゥーロ副大統領兼外務大臣はリマを訪問し,第6回南米諸国連合(UNASUR)首脳会合に出席した。

 

ベネズエラ概観のトップへ

 

Copyright(C): 2012 Embassy of Japan in Venezuela

法的事項アクセシビリ ティについてプライバシーポリシー