1.対ニカラグア関係
2日,マドゥーロ大統領はニカラグアを訪問,オルテガ・ニカラグア大統領と会合を行い,警察協力,教育,保健分野の協力に関する合意文書に署名した。
2.対オランダ関係
4日,ティマーマンス・オランダ外相,エマン・アルーバ首相,ホッジ・キュラソー首相が当国を訪問,ハウア外相等と会合を行い,オランダ王国の商用機,軍用機,貨物専用機のベネズエラの領空通過許可及び,エネルギー,農業,貿易,麻薬対策,海上レスキュー分野の協力に関する合意文書に署名した。
3.対米関係
(1)5日,第43回米州機構(OAS)総会に出席すべくグアテマラ訪問中のハウア外相は,ケリー米国務長官と約40分にわたる非公式会合を行った。会合後,ハウア外相はメディアのインタビューに答え,ケリー米国務長官と両国の関係を改善していく旨合意し,大使の相互派遣の可能性について話し合った,両国の関心事項について議論すべく閣僚級会合の実施に向けたアジェンダを策定する旨述べた。
(2)19日,アベレド野党連合MUD(民主統一会議)代表は米国を訪問,ジェイコブソン米国務省西半球担当次官補,ボブ・メネンデス米国上院外交委員会委員長(民主党所属),エドワード・ロイス米国下院外交委員会委員長(共和党所属)等と会合を行い,ベネズエラの政治危機について説明した。
(3)25日,マドゥーロ大統領は,仮にスノーデン米元CIA職員から正式に亡命申請があった場合,ベネズエラ政府はそれを検討する旨述べた。
4.対キューバ関係
7日−8日,カベージョ国会議長はキューバを訪問,ラウル・カストロ・キューバ国家評議会議長,フィデル・カストロ前議長,マチャド・ベントゥーラ国家評議会副議長,ラソ人民権力全国議会議長等と会合を行い,二国間関係や地域・国際情勢について意見交換を行った。
5.対バチカン関係
(1)17日,マドゥーロ大統領はバチカンを訪問,法王庁の図書館においてフランシスコ・ローマ法王と会合を行い,貧困,治安対策,麻薬取引等ベネズエラが抱える社会問題及び,コロンビアとFARCの和平プロセス案件等ラ米の現状について意見交換を行った。
(2)19日,サンブラノ議員(民主行動党(AD党)所属)をはじめとする野党国会議員数名はバチカンを訪問,フランシスコ・ローマ法王に公開謁見し,ベネズエラの「政治囚・政治亡命者」への恩赦に向けた仲介及び,ベネズエラの与野党の政治的対話に向けた仲介を要請した。
6.対イタリア関係
17日,マドゥーロ大統領はイタリアを訪問,ナポリターノ・イタリア首相と会合を行い,エネルギー,財政,農産加工業,教育,文化分野における協力の可能性について検討した。
7.対イラン関係
18日,マドゥーロ大統領は,ローハニ・イラン次期大統領と電話会談を行い,14日に行われた大統領選挙の勝利に祝意を表すると共に,両国の同盟関係継続のため近く会合の機会を持つことで合意した。
8.対ポルトガル関係
18日,マドゥーロ大統領はポルトガルを訪問,カヴァコ・ポルトガル大統領及びコエーリョ同国首相と第8回二国間フォローアップ委員会の枠組みで会合を行い,エネルギー,経済,技術移転,住居,国土交通,観光,文化,食糧,財政等分野の協力に関する計14の合意文書に署名した。
9.対フランス関係
19日,マドゥーロ大統領はフランスを訪問,オランド・フランス大統領と会合を行い,二国間協力を促進すべく本年7月に第4回二国間合同委員会会合を開催する旨確認した。
10.対ペトロカリベ関係
29日,マドゥーロ大統領はニカラグアを訪問,第8回ペトロカリベ首脳会合に出席し,ペトロカリベ経済圏の創設に向けた行動計画に合意した。 |