1.対ロシア関係
1日−2日,マドゥーロ大統領はロシアを訪問し,第2回ガス輸出国フォーラム首脳会談に出席した他,プーチン露大統領とバイ会談を行い,エネルギー,融資,軍事技術等分野における計5つの新たな合意文書に署名を行った。
2.対UNASUR関係
4日,マドゥーロ大統領はボリビアを訪問,南米諸国連合(UNASUR)臨時首脳会合に出席し,モラレス・ボリビア大統領の専用機の領空通過を拒否した欧州4ヶ国(フランス,スペイン,ポルトガル,イタリア)に対する非難決議を採択した。
3.スノーデン米元CIA職員の亡命関連
8日,マドゥーロ大統領は,スノーデン米元CIA職員から正式な亡命申請を受けた,同氏はいつここベネズエラに来るのか決めなければならない旨発表した。
4.対パナマ関係
8日,マルティネリ・パナマ大統領が当国を訪問,マドゥーロ大統領と会合を行い,貿易促進,関税手続き等について協議するための二国間技術委員会を設立すること及び,ベネズエラのコンビアサ航空の商用便をパナマ経由でメキシコ及び中米に就航させること等に関する合意文書に署名した。
5.対中国関係
(1)8日,カベージョ国会議長は中国を訪問し,張徳江全国人民代表大会常務委員会委員等と会合を行った。
(2)18日−21日,アレアサ副大統領は中国を訪問,習近平国家主席,李源潮国家副主席,中国国家開発銀行関係者等と会合を行い,二国間関係及びマドゥーロ大統領の今後の中国訪問等について協議した。
6.対メルコスール関係
12日,マドゥーロ大統領はウルグアイを訪問,第45回メルコスール首脳会合に出席し,ウルグアイから議長国を引き継いだ(任期6ヶ月)。
7.対米関係
(1)19日,ベネズエラ外務省は,サマンサ・パワー次期米国連大使候補のベネズエラに対する内政干渉発言を米国務省が支持したことを理由に,ベネズエラと米国の関係正常化に向けた協議を打ち切る旨のコミュニケを発出した。
(2)22日,米国務省報道官は,米国政府はベネズエラとの対話再開に向けた用意がある旨発表した。
8.対コロンビア関係
22日,マドゥーロ大統領は,コロンビアとの国境の町であるアマソナス州プエルト・アヤクーチョ市においてサントス・コロンビア大統領と会合を行い,5月29日にサントス大統領がカプリレス・ミランダ州知事との会合を受け入れて以来滞っていた両国の関係を再始動させる旨合意に至った。
9.対CELAC関係
22日−23日,カラカスにて第1回ラ米カリブ諸国共同体(CELAC)社会分野閣僚級会合が開催され,ラ米カリブ地域の貧困・飢餓撲滅に向け,食糧安全保障,保健サービス,教育等分野の戦略策定について協議が行われた。
10.対エクアドル関係
29日,コレア・エクアドル大統領が当国を訪問,マドゥーロ大統領と会談し,既存の二国間協力について見直しを行うと共に,チャベス前大統領の遺体が安置される「山地の兵舎」(軍事博物館)を訪れ,チャベス前大統領に対して敬意を表した。
11.対キューバ関係
26日−27日,マドゥーロ大統領はキューバを訪問,モンカダ兵舎襲撃60周年記念式典に出席した他,フィデル・カストロ・キューバ前国家評議会議長と会合を行った。 |