1.対コロンビア関係
1日−2日,オルギン・コロンビア外相が当国を訪問,ハウア外相等と会合を行い,国境警備,貿易,エネルギー等分野の協力について協議した。
2.対パラグアイ関係
(1)13日,マドゥーロ大統領は,カルテス・パラグアイ新大統領に対し,大統領就任の祝意を表明すると共に,パラグアイのメルコスールへの早期復帰及び両国の関係改善を期する旨の書簡を発出した。
(2)30日,第7回南米諸国連合(UNASUR)首脳会合出席のためスリナム訪問中のマドゥーロ大統領は,ルセフ・ブラジル大統領による仲介の下,カルテス・パラグアイ大統領とバイ会談を行った。マドゥーロ大統領は会談終了後,過去を清算し,パラグアイとの関係を強化していく旨合意した,両国には共通の関心事項があるため,それについて協議を進めていきたいと思う旨述べた。
3.対エクアドル関係
20日,パティーニョ・エクアドル外相が当国を訪問,ハウア外相と会合を行い,エクアドル政府が米シェブロン社との間で抱えている訴訟問題,(エクアドル政府の提案する)多国籍企業との法的問題についての情報分析機関の創設等について話し合った。
4.対パレスチナ関係
20日,マリキ・パレスチナ外相が当国を訪問,ハウア外相と会合を行い,両国の協力関係の強化,エジプトをはじめとする中東情勢,ベネズエラの支援によりパレスチナのラマッラー市にて実施予定の眼科施設建設プロジェクト等について話し合った。
5.第7回南米諸国連合首脳会合
30日,マドゥーロ大統領はスリナムを訪問し,第7回南米諸国連合(UNASUR)首脳会合に出席した。本会合では,シリア情勢,エクアドルを本部とする通信・情報センター(CCI)の設立,南米としてのアイデンティティ構築等について協議が行われ,スリナムがペルーからUNASUR議長国ポストを引き継いだ。
6.対シリア関係
(1)28日,ベネズエラ外務省は,根拠のない化学兵器使用疑惑を口実に,帝国主義勢力がシリア領土に軍事介入しようとしているのを断固として拒否・非難する旨のコミュニケを発出した。
(2)31日,ベネズエラ外務省は,アラブ諸国に対して正義,団結,独立,平和,主権の旗を掲げるよう呼びかけると共に,正当性のない好戦主義者と闘うシリア国民を支持する旨のコミュニケを発出した。
7.対ガイアナ関係
31日,マドゥーロ大統領はガイアナを訪問,ラモター・ガイアナ大統領と会合を行い,エネルギー,経済,社会,食糧等分野における両国の協力関係を強化していく旨及び,エセキボ地域をめぐる領土係争問題に関しては引き続き国連仲介人を通じて解決を模索していく旨合意した。 |