1.対ハイチ関係
7日,ラモット・ハイチ外相がベネズエラを訪問,マドゥーロ大統領等と会合を行い,ハイチの対ベネズエラ農産品輸出促進等について合意した。
2.ハウア外相の南米諸国外遊
(1)8日,ボリビアを訪問,モラレス・ボリビア大統領,チョケワンカ同国外相等と会合を行い,両国の関係強化について協議した。
(2)9日,パラグアイを訪問,カルテス・パラグアイ大統領,ロイサガ同国外相等と会合を行い,両国の大使相互派遣の再開等について協議した。
(3)10日,アルゼンチンを訪問,エルナンデス亜大統領府長官等と会合を行い,フェルナンデス亜大統領の手術後の回復を願う旨のマドゥーロ大統領発書簡を手交した。
3.対ガイアナ関係
(1)10日,ベネズエラ海軍のパトロール船が,ベネズエラとガイアナの係争海域において活動を行っていた多国籍企業ANADARKO社が契約していた船舶(パナマ船籍)をベネズエラ領内に強制寄港させた。翌11日,ベネズエラ外務省はコミュニケを通じ,同船はベネズエラ排他的経済水域(EEZ)内で石油探査活動を行っていたとし,ガイアナ政府が外国企業を利用しベネズエラのEEZ内で活動を実施することに深い懸念を表明した。
(2)16日,ベネズエラ海軍は,ベネズエラEEZ内において無許可で操業を行っていたとして,トリニダード・トバゴ船籍の漁船を拿捕,ベネズエラ領内に強制寄港させた。
(3)17日,ハウア外相とロドリゲス・ガイアナ外相は,トリニダード・トバゴにて会合を行い,両国の相違点は対話と協力によって平和的に解決されるべきであり,両国の国境画定問題も2011年9月にプエルト・エスパーニャにおいて合意された共同声明に基づき交渉によって解決されるべきである旨確認した。
4.対パラグアイ関係
(1)11日,マドゥーロ大統領は,アルフレド・ムルガ元国会議員を次期駐パラグアイ・ベネズエラ大使に任命した。
(2)29日,ロイサガ・パラグアイ外相は,エンリケ・ハラ国家国境確定委員会委員長を次期駐ベネズエラ・パラグアイ大使に任命した旨発表した。
5.対ロシア関係
(1)2日,カベージョ国会議長はロシアを訪問し,ラブロフ露外相と会合を行った。
(2)28日,パトルシェフ・ロシア安全保障会議書記がベネズエラを訪問,マドゥーロ大統領,ハウア外相等と会合を行い,安全保障分野の協力に関する合意文書に署名した。マドゥーロ大統領は会合終了後,国際関係の発展に向けたベネズエラとロシアの戦略的ビジョンについて見直しを行った,近日中にメレンデス国防大臣とパドリノ国軍軍事戦略司令官がロシアを訪問し,両国の軍事協力の拡大について協議することになる旨述べた。 |