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 ベネズエラ・マンスリー政治情報(平成2512月)

 

政 治 概 況

1.内政

(1)8日,全国市長・市議会議員選挙が行われ,改選対象337市長の内,与党側が243市長,野党側が76市長,その他の政党が18市長を獲得した。

(2)18日,マドゥーロ大統領は,野党派州知事及び市長と会合を行った。

2.外交

(1)パラグアイ議会が,ベネズエラのメルコスール正式加盟を承認した。

(2)17日,カラカスにて第2回ALBA・ペトロカリベ臨時首脳会合が開催された。

 

内 政

1.全国市長・市議会議員選挙関連

(1)8日,全国市長・市議会議員選挙が行われ,改選対象337市長の内,与党ベネズエラ社会統一党(PSUV)+同盟政党が243市長(得票率53.87%),野党連合MUD(民主統一会議)+同盟政党が76市長(得票率43.26%),その他の政党が18市長(内13政党が与党派,5政党が野党派の政党)を獲得した。投票率は58.92%であった。

(2)野党側は,カラカス大市長,カラカス大都市圏を構成する5市の内リベルタドール市を除く4市で勝利した他,全国23州都の内計9州都で勝利を収め,改選前の7州都から2州都増やした。
 

2.マドゥーロ大統領と野党派市長の会合

(1)18日,マドゥーロ大統領は大統領府において,野党派州知事2名(カプリレス・ミランダ州知事は欠席)及び野党派市長68名と会合を行った。

(2)マドゥーロ大統領は冒頭,新たな地平を切り開くためにこの機会が必要であること,野党関係者の政治的立場を尊重するが,社会主義革命の動きを認めてほしいとして,政府与党と共通のプロジェクトを実施し,互いの相違を維持しつつも協働するよう呼びかけた。

(3)野党派州知事及び市長からは,地方交付金の遅延なき公正な配分や「政治囚」の解放に向けた要求,2013年−2019年社会主義国家計画の強制,政府主導のパラレルな地方組織を創設して野党派州知事及び市長の権限や財源を剥奪する行為,石油の他国への贈与等に対する批判があった他,国内ガソリン価格の引き上げについては野党側も含めて議論すべきとの意見が示された。

 

外 交

1.対 パラグアイ関係

(1)10日にパラグアイ上院,18日にパラグアイ下院において,ベネズエラのメルコスール正式加盟に関する議定書が承認された(これまで,加盟国の中でパラグアイのみが未批准であった。)。

(2)18日,パラグアイ下院において,マドゥーロ外相(当時)に対するペルソナ・ノン・グラータを取り消す決議が採択された(2012年6月,パラグアイ下院は,ルゴ・パラグアイ大統領(当時)に対する弾劾裁判を阻止すべくパラグアイ国軍の決起を教唆したとして,マドゥーロ外相(当時)に対しペルソナ・ノン・グラータを宣告した。)。
 

2.第2回ALBA・ペトロカリベ臨時首脳会合

 17日,カラカスにて第2回ALBA・ペトロカリベ臨時首脳会合が開催され,ALBA・ペトロカリベ諸国の排他的経済圏(ZEE:Zona Economica Exclusiva)の創設を推進すべく,エクアドル(同委員会の調整国),ベネズエラ,ニカラグア,ジャマイカ,ドミニカ国の5カ国により構成される執行委員会を設立する,ドミニカ(共)とハイチの二国間問題を解決すべく両国の閣僚級委員会(各々5名の代表を選出)を設立する,セントクリストファー・ネーヴィスのALBAへの正式加盟意思を確認する旨合意に至った。
 

3.対キューバ関係

  21日−23日,マドゥーロ大統領はキューバを訪問,フィデル・カストロ前国家評議会議長及びラウル・カストロ国家評議会議長と会合を行い,ラ米カリブ諸国共同体(CELAC),ALBA,ペトロカリベ協定を中心とするラ米の統合プロセスについて意見交換した。 

 

 

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