1.当国情勢及び与野党間対話に関する動き
ハウア外相は、3日の第25回国連人権理事会における演説、及び、4日の潘基文国連事務総長と会談において、当国情勢について説明した。
6日、マドゥーロ大統領は、デシレ・ボウテルセ・スリナム(UNASUR議長国)大統領と会談し、当国情勢について協議するためのUNASUR外相会合の開催を要請した。UNASUR外相会合は、12日にサンティアゴ(チリ)にて、また、25、26日にカラカスにて行われた。
2.パナマ政府との外交関係断絶
5日、マドゥーロ大統領は、当国情勢について批判的でありOAS緊急会合を開催し右について扱うべきであるとするパナマ政府に対し、「パナマ政府との間で政治・外交関係を断絶し、全ての経済・通商関係を凍結する」旨発言した。6日、当国政府は、口上書を通じ、パナマ政府に対し、ペドロ・ロベルト・ペレイラ・アロセメラ当地駐在パナマ大使に対するペルソナ・ノン・グラータを宣告した。
3.対米関係
バイデン米副大統領及びケリー米国務長官ら米国政府高官は、引き続き、当国情勢及び政府の対応を疑問視し、OAS憲章に沿って必要に応じた厳しい制裁措置も辞さない構えを示した。他方、マドゥーロ大統領は、米国による内政干渉を批判する一方で、米国が相互主義を尊重する限り対話の扉は常に開かれている旨主張した。
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