米国との緊張の高まりに伴う注意喚起(その2)
令和7年11月13日
◎10月28日付領事メールでお知らせしましたように、米艦隊がカリブ海に展開する等、ベネズエラと米国の間に緊張の高まりが見られます。
◎現在のカラカス市内の様子は引き続き平穏で普段通りの生活が営まれており、具体的な脅威情報には接していません。一方、仮に米国によるベネズエラに対する攻撃が行われた場合には、非常事態宣言に基づき行動制限を行う姿勢を示すなど、急激に情勢が変化する可能性は否定できません。
◎ついては、報道等による最新情報の入手や備蓄品の準備など、普段から不測の事態に備え、自らの安全確保に努めてください。
1 報道等によれば、13日、ミサイル駆逐艦1隻とミサイル巡洋艦がベネズエラ本土から50kmを航行していることが確認され、また同日、ヘグセス戦争長官が、具体的な内容は不明であるものの、麻薬テロリストを西半球から排除し、麻薬から国土を守るための「南方の槍作戦」(operation southern spear)を実施する旨発表したと報じられています。
2 9月23日、ベネズエラ政府は「国外からの攻撃から核心的利益を守るべく、マドゥーロ大統領が非常事態宣言の政令に署名した」と発表しました。この政令は、外国からの攻撃等の事態が発生すれば即座に発動し、大統領自身に追加の治安権限が付与され、これによって事態に対応することが可能になるとされています。
3 現在のカラカス市内の様子は引き続き平穏で普段通りの生活が営まれており、具体的な脅威情報には接していません。しかしながら、何らかのきっかけにより当地情勢が緊迫するおそれは排除できません。ついては、普段から不測の事態に備え、以下のような安全対策を心掛け、自らの安全確保に努めてください。
(1)報道等により常に最新情報の入手に努める。SNS等では、不安を煽るような偽情報が流れることもあり得るので、偽情報等に惑わされることのないよう、落ち着いた行動を心掛け、信頼できる複数の情報源を確認するようにする。
(2)緊急事態が発生した場合、まずは自身の安全確保に努める。危険な状況下では、無理に移動することなく、自宅、職場等での待機も検討し、不要不急の外出は避ける。
(3)緊急事態発生時には、一定期間自宅待機が必要となることも想定されるため、2~3週間分位を目処に、水、食糧、医療品、燃料等必要最低限の物資の備蓄を準備する。また緊急時の連絡・情報収集手段(電池式ラジオ等)を確認する。不測の事態に備えて米ドル現金をある程度準備する。
(4)警戒させるような行動(小型船舶の利用、ドローン所持、治安当局に対する抵抗、国軍の演習、同施設・装備もしくは油田等の重要施設の撮影等)は厳に慎む。
(5)麻薬密輸拠点は、スクレ州の一部やコロンビア国境地帯にあると言われており、これら地域については、外務省危険情報でレベル3(渡航中止勧告)が出されているので、レベル3地域には決して立ち入らない。
【参考】
●当館「安全の手引き」
ベネズエラに渡航・滞在される方々が、自分自身で安全を確保していただくための参考資料として、「防犯の手引き」や「在留邦人用緊急事態対処マニュアル」を当館HPに掲載しています。
https://www.ve.emb-japan.go.jp/files/100898362.pdf
●10月28日付領事メール:米国との緊張高まりに伴う注意喚起
https://www.ve.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00545.html
◎現在のカラカス市内の様子は引き続き平穏で普段通りの生活が営まれており、具体的な脅威情報には接していません。一方、仮に米国によるベネズエラに対する攻撃が行われた場合には、非常事態宣言に基づき行動制限を行う姿勢を示すなど、急激に情勢が変化する可能性は否定できません。
◎ついては、報道等による最新情報の入手や備蓄品の準備など、普段から不測の事態に備え、自らの安全確保に努めてください。
1 報道等によれば、13日、ミサイル駆逐艦1隻とミサイル巡洋艦がベネズエラ本土から50kmを航行していることが確認され、また同日、ヘグセス戦争長官が、具体的な内容は不明であるものの、麻薬テロリストを西半球から排除し、麻薬から国土を守るための「南方の槍作戦」(operation southern spear)を実施する旨発表したと報じられています。
2 9月23日、ベネズエラ政府は「国外からの攻撃から核心的利益を守るべく、マドゥーロ大統領が非常事態宣言の政令に署名した」と発表しました。この政令は、外国からの攻撃等の事態が発生すれば即座に発動し、大統領自身に追加の治安権限が付与され、これによって事態に対応することが可能になるとされています。
3 現在のカラカス市内の様子は引き続き平穏で普段通りの生活が営まれており、具体的な脅威情報には接していません。しかしながら、何らかのきっかけにより当地情勢が緊迫するおそれは排除できません。ついては、普段から不測の事態に備え、以下のような安全対策を心掛け、自らの安全確保に努めてください。
(1)報道等により常に最新情報の入手に努める。SNS等では、不安を煽るような偽情報が流れることもあり得るので、偽情報等に惑わされることのないよう、落ち着いた行動を心掛け、信頼できる複数の情報源を確認するようにする。
(2)緊急事態が発生した場合、まずは自身の安全確保に努める。危険な状況下では、無理に移動することなく、自宅、職場等での待機も検討し、不要不急の外出は避ける。
(3)緊急事態発生時には、一定期間自宅待機が必要となることも想定されるため、2~3週間分位を目処に、水、食糧、医療品、燃料等必要最低限の物資の備蓄を準備する。また緊急時の連絡・情報収集手段(電池式ラジオ等)を確認する。不測の事態に備えて米ドル現金をある程度準備する。
(4)警戒させるような行動(小型船舶の利用、ドローン所持、治安当局に対する抵抗、国軍の演習、同施設・装備もしくは油田等の重要施設の撮影等)は厳に慎む。
(5)麻薬密輸拠点は、スクレ州の一部やコロンビア国境地帯にあると言われており、これら地域については、外務省危険情報でレベル3(渡航中止勧告)が出されているので、レベル3地域には決して立ち入らない。
【参考】
●当館「安全の手引き」
ベネズエラに渡航・滞在される方々が、自分自身で安全を確保していただくための参考資料として、「防犯の手引き」や「在留邦人用緊急事態対処マニュアル」を当館HPに掲載しています。
https://www.ve.emb-japan.go.jp/files/100898362.pdf
●10月28日付領事メール:米国との緊張高まりに伴う注意喚起
https://www.ve.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00545.html