1.対ラ米関係
(1)対コロンビア関係
7日〜9日、当国において開催された、「左派政権に対する帝国主義からの攻撃に対抗する」ため、ラ米での地域運動を組織化する「ボリーバル大陸運動(Movimiento
Continental Bolivariano:MCB)設立会議」に於いて、「アルフォンソ・カノ」FARC司令官がビデオレターを寄せたことに対し、10日、ウリベ大統領が、MCBの決定はテロへの加担であると批判し、検察に対してFARCを支援しているMCB代表者らを調査するよう要請すると共に、ベネズエラ政府に対して、MCBに対する態度を明確にするよう要求した。
(2)対ブラジル関係
16日、当国外務省は、15日に伯上院がベネズエラのメルコスール加盟を承認したことに関しプレスリリースを発出した。
(3)対アルゼンチン関係
9日、チャベス大統領は、アルゼンチンを訪問し、フェルナンデス大統領と3ヶ月ごとの定期会談を行い、44項に渡る共同宣言及び観光、エネルギー、航空等の両国間協力に関する15の合意に署名した。
(4)対キューバ関係
11日及び12日、キューバに於いて、ラミレス・ベネズエラ・エネルギー・石油大臣及びカブリサス・キューバ国家評議会副議長を委員長とするキューバ−ベネズエラ混合委員会が開催され、右閉会式にラウル・カストロ国家評議会議長と共に臨んだチャベス大統領は、2010年に保健、教育、エネルギー、科学技術及び環境分野に於いて285の共同計画を実施し、総額31億6,100万ドルの投資を行う旨発表した。
(5)対パナマ関係
17日、チャベス大統領は、パナマが同内での新たな米軍基地設置を発表したことに遺憾の意を表明した。 |