1.対ラ米関係
(1)対コロンビア関係
27日、コロンビア外務省は、ベネズエラ国軍のヘリコプターがコロンビア領空を侵犯したとして抗議し、これに対し、28日にはマドゥーロ外務大臣が右を否定する声明を発表した。
(2)対ボリビア関係
22日、チャベス大統領は、モラレス大統領の二期目就任式に出席するために同国を訪問した。
(3)対ペルー関係
(イ)2日、ガルシア・ペルー大統領が同国及びボリビア間の諸問題は、ペルーの内政に直接干渉できなくなったチャベス大統領による命令に従い、モラレス・ボリビア大統領が同国を絶え間なく攻撃しているものであると批判したことに対して、4日、ベネズエラ外務省は、右発言を拒絶するコミュニケを発出した。
(ロ)19日、ガルシア・ベラウンデ・ペルー外務大臣は、09年9月17日より同国に亡命申請していた、ペレス「勇敢な民の同盟」党(ABP)幹部の亡命を承認した旨認めた。
(4)対チリ関係
(イ)19日、ピニェラ次期チリ大統領が、ベネズエラ政府との良好な関係は維持するものの、チャベス大統領とは「完全に異なった」路線を歩むと発言したことに対し、チリがベネズエラを攻撃する「新しい母体」とならないよう期待すると述べ、ベネズエラがチリを攻撃しないのと同様に、チリもベネズエラを挑発しないよう要請し、尊重を求めた。
(ロ)25日、アルマネット大統領府報道官は、TV
Chile局の放送停止措置に関し、駐ベネズエラ・チリ大使と連絡を取り放送再開のための手続きを行っているとして、近日中に本件が解決することを期待していると発言した。
(5)対ドミニカ(共)関係
21日、ラミーレス・エネルギー石油大臣が、これまでドミニカ共和国と交渉してきた、ベネズエラ石油公社(PDVSA)による同国の精油所Refidomsaの株式49%購入を中止する旨発言した。
(6)対ハイチ関係
(イ)12日、マドゥーロ外務大臣が、大地震が発生したハイチに対し、人道支援を実施する旨発表した。
(ロ)24日から25日にかけて、カラカスにでハイチ支援のためのボリーバル同盟(ALBA)緊急会合が開催され、ALBAとしての対ハイチ支援を発表した。 |