1.対ラ米関係
(1)対コロンビア関係
ア.5日,キルチネル南米諸国連合(UNASUR)事務局長が,当国を訪問し,チャベス大統領と地域統合メカニズム及び国際関係,さらにベネズエラ−コロンビア関係に関し議論した。
イ.6日、グラナドス・ウリベ・コロンビア大統領(当時)顧問弁護士は、チャベス大統領による人権侵害に関し,同大統領個人を国際刑事裁判所に、ベネズエラ国を米州人権委員会に提訴すると発表した。
ウ.8日、マドゥーロ外相は、コロンビア大統領就任式に出席し,オルギス・コロンビア外相と会談を行った。
エ.10日,チャベス大統領がコロンビアを訪問,サントス・コロンビア大統領と会談し,共同宣言を発表して外交関係を再開することに合意した。また,両国間の諸課題について取り組むための5つの作業委員会を設立するとし,サントス大統領は、駐ベネズエラ・コロンビア大使としてバウティスタ元通信大臣を任命するとした。
オ.16日、ベネデッティー・コロンビア国会議長が,当国を訪問し、チャベス大統領、フローレス国会議長、マドゥーロ外相と会談し,二国間協力を促進するため、両国共同管轄市創設のための両国基本法を策定する可能性を検討すると述べた。
カ.20日,オルギン・コロンビア外相が,当国を訪問し、10日に両国首脳が外交関係の再開を表明した際に合意された両国関係再活性化のための5つの作業委員会設置について具体化するため、チャベス大統領、マドゥーロ外相らと会談した。
(2)対伯関係
6日,ルーラ伯大統領が当国を訪問,チャベス大統領と会談し,農業、科学技術、エネルギー、環境、通商、住宅、国境問題等に関する27の二国間協力に合意した。
(3)対墨関係
25〜26日、エスピノサ・メキシコ外相が当国を訪問、マドゥーロ外相と会談し,本年11月にメキシコで開催されるCOP16において共通の立場をとることに合意した。
(4)対スリナム関係
12日,マドゥーロ外相は、ボータッセ・スリナム大統領就任式典出席のためスリナムを訪問し、同大統領と会談した。
(5)対キューバ関係
25日,チャベス大統領はキューバを訪問し,フィデル・カストロ前国家評議会議長及び,ラウル・カストロ国家評議会議長と会談,国際情勢及び二国間の政治・経済関係につき意見交換を行った。 |