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  ベネズエラ・マンスリー政治情報(平成22年8月)

 

政 治 概 況

 

1.内  政

(1)3日,交通・通信省の管轄であった国家電気通信委員会(Conatel)が副大統領府に移管。

(2)4日,全国選挙評議会(CNE)は,9月26日に実施予定の国会議員選挙に対し,150名の国際機関関係者等を招待する旨決定。

(3)25日6時より9月23日24時まで,国会議員選挙活動が公式に開始。
 

2.外 交

(1)6日,ルーラ伯大統領が当国を訪問,チャベス大統領と会談して,27の二国間協力に合意。

(2)10日,チャベス大統領がコロンビアを訪問,サントス・コロンビア新大統領と会談し,外交関係を再開することに合意。

(3)16日,チャベス大統領は,次期米大使に指名されているパーマー氏の発言に対し,同氏の着任は認められない旨表明。

             

内 政

1.2010年国会議員選挙

(1)4日,全国選挙評議会(CNE)は,9月26日に実施予定の国会議員選挙に対し,パン・キモン国連事務総長を含む150名の国際機関関係者等を招待する旨決定した。

(2)25日6時より9月23日24時まで,国会議員選挙活動が公式に開始された。

                  

      

2.国家電気通信委員会(Conatel)管轄省庁の変更

  3日,閣議において,交通・通信省の管轄であった国家電気通信委員会(Conatel)が副大統領府に移管される旨決定され,同時に,ペドロ・ロランド・マルドナド・マリン登記・公証独立行政機関臨時代表が同代表に任命された。

 

 

 

3.ロハス前PSUV第一副党首の逝去

 13日,ベネズエラ統一社会党(PSUV)結成当時から第一副党首を務めており,本年3月28日にチャベス大統領及びPSUVを批判し政界を引退したミューレル・ロハス前PSUV第一副党首(退役軍人)が逝去した。

 

外 交

1.対ラ米関係

(1)対コロンビア関係

ア.5日,キルチネル南米諸国連合(UNASUR)事務局長が,当国を訪問し,チャベス大統領と地域統合メカニズム及び国際関係,さらにベネズエラ−コロンビア関係に関し議論した。

イ.6日、グラナドス・ウリベ・コロンビア大統領(当時)顧問弁護士は、チャベス大統領による人権侵害に関し,同大統領個人を国際刑事裁判所に、ベネズエラ国を米州人権委員会に提訴すると発表した。

ウ.8日、マドゥーロ外相は、コロンビア大統領就任式に出席し,オルギス・コロンビア外相と会談を行った。

エ.10日,チャベス大統領がコロンビアを訪問,サントス・コロンビア大統領と会談し,共同宣言を発表して外交関係を再開することに合意した。また,両国間の諸課題について取り組むための5つの作業委員会を設立するとし,サントス大統領は、駐ベネズエラ・コロンビア大使としてバウティスタ元通信大臣を任命するとした。

オ.16日、ベネデッティー・コロンビア国会議長が,当国を訪問し、チャベス大統領、フローレス国会議長、マドゥーロ外相と会談し,二国間協力を促進するため、両国共同管轄市創設のための両国基本法を策定する可能性を検討すると述べた。

カ.20日,オルギン・コロンビア外相が,当国を訪問し、10日に両国首脳が外交関係の再開を表明した際に合意された両国関係再活性化のための5つの作業委員会設置について具体化するため、チャベス大統領、マドゥーロ外相らと会談した。

 

(2)対伯関係

 6日,ルーラ伯大統領が当国を訪問,チャベス大統領と会談し,農業、科学技術、エネルギー、環境、通商、住宅、国境問題等に関する27の二国間協力に合意した。

 

(3)対墨関係

 25〜26日、エスピノサ・メキシコ外相が当国を訪問、マドゥーロ外相と会談し,本年11月にメキシコで開催されるCOP16において共通の立場をとることに合意した。

 

(4)対スリナム関係

 12日,マドゥーロ外相は、ボータッセ・スリナム大統領就任式典出席のためスリナムを訪問し、同大統領と会談した。

 

(5)対キューバ関係

 25日,チャベス大統領はキューバを訪問し,フィデル・カストロ前国家評議会議長及び,ラウル・カストロ国家評議会議長と会談,国際情勢及び二国間の政治・経済関係につき意見交換を行った。

   

       

2.対米関係

( 1)4日,ベネズエラ外務省は,米政府によりベネズエラ大使に指名されたパーマー氏が,米上院外交委員会からの質問状に対して「政治的な意向による任官・昇進が,ベネズエラ国軍のモラル・士気を低下させているのではないかと考える。」と回答すると共に,ベネズエラ領内にコロンビア・ゲリラが存在すると断言した発言を非難する声明を発出。

(2)8日,チャベス大統領は,かかる見解を表明したパーマー大使を,駐ベネズエラ大使として受け入れるのは不可能であるということをワシントンは認識すべきと発言した。

(3)10日,クローリー米国務省広報担当国務次官補は,いかなる政府に対しても大使の指名を行う前に事前の承認を得ていると述べ,同氏の指名は取り下げないと発言した。

(4)16日,チャベス大統領は,パーマー氏の様な人物が,その国の内政問題に関して発言することは外交上,慣習上,国際法上認められないとし,改めて同氏の着任は認められない旨表明すると共に,同氏が着任するならばベネズエラ政府は追放措置を取らざるを得ないとの姿勢を示した。

 

 

.対 アフリカ関係

 6日,カラカスにおいて,南米・アフリカ連携強化準備会合が開催され,チャベス大統領,ルーラ大統領,キルチネルUNASUR事務局長が出席した。

 

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