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  ベネズエラ・マンスリー政治情報(平成22年9月)

 

政 治 概 況

 

1.内  政

(1)10日、ウィリアン・ララ・グアリコ州知事(PSUV所属)の乗った車がロス・ウベリート川に転落し,翌11日午前4時半に,転落現場から6キロメートル下流で遺体が発見された。

(2)26日、ベネズエラ2010年国会議員選挙及びラ米議会議員選挙を実施。国会議員選挙では与党PSUV(ベネズエラ統一社会党)が98議席、野党連合MUD(民主統一会議)が65議席、PPT(皆のための祖国党)が2議席をそれぞれ獲得した。
 

2.外 交

( 1)16日、ベネズエラ政府が、次期駐ベネズエラ・米国大使に指名されたパーマー氏を正式に受け入れない旨伝える外交文書を米国務省宛に発出した。

(2)30日、エクアドルにおける騒乱に関し、ベネズエラ外務省はエクアドル警察の抗議活動を非難し、コレア大統領を支持する外務省コミュニケを発出した。

             

内 政

1.2010年国会議員選挙

(1)8日、CNEは、チャベス大統領が、公務員による選挙活動参加を禁ずる法令に違反しているとの野党及びビセンテ・ディアスCNE委員(反政府派)からの申し立てを却下した。

(2)24日午前0時、与野党候補者は2010年国会議員選挙活動を終了した。24日より、全国12.262カ所の投票所に36.733台の投票機械を設置し、技術的な点検を開始した。

(3)22日から28日まで、国軍や警察等を除き、あらゆる種類の火薬武器を携行しての外出を禁止した。また、23日から27日にかけてアルコール類飲料の販売、流通を禁止することを決定し、同様に、食糧や飲料水、医療器具等の運搬を除き、積載量が多い車両の通行を全国的に規制した。

(4)26日、ベネズエラ2010年国会議員選挙及びラ米議会議員選挙を実施した。

(5)27日午前2時過ぎからCNE(全国選挙評議会)が第一回目の開票結果を発表、右を受けて、与野党代表がそれぞれ勝利宣言を表明した。

(6)28日夜半、全ての国会議員選挙当選者(全165議席)が以下の通り確定した。与党PSUVは過半数は確保したものの、当初目標とした全議席の3分の2を大きく割り込み、また授権法を可能ならしめる5分の3にも届かなかった。

 PSUV:ベネズエラ統一社会党 98議席

 MUD:民主統一会議 65議席

 PPT:「皆のための祖国党」   2議席

(7)更に29日、ラ米議会議員選挙当選者12名が確定した(PSUV所属7名、MUD所属5名)。

                  

      

2.ウィリアン・ララ・グアリコ州知事(PSUV所属)の逝去

(1)10日、農牧畜生産業者との会合に出席するため同州内を移動中であったララ知事の乗った車がロス・ウベリート川に転落し、翌11日午前4時半に、転落現場から6キロメートル下流で遺体が発見された。

(2)14日、CNEは、11日に事故死したウィリアン・ララ・グアリコ州知事後任選挙を,2011年3月27日から4月3日の間のいずれかの日に実施する方向で調整している旨発表した。

 

 

外 交

1.対ラ米関係

 対エクアドル関係

(1)30日、エクアドルで発生した騒乱に関し、ベネズエラ外務省はエクアドル警察の抗議活動を非難し、コレア大統領を支持する外務省コミュニケを発出した。

(2)同日、ベネズエラ外務省はプレスリリースを発出し、国家クーデタの企ての現状を分析するため、アルゼンチンにおいて開催される南米諸国緊急会議にチャベス大統領が出席する旨発表した。

   

       

2.対米関係

( 1)16日、ベネズエラ政府は、次期駐ベネズエラ・米国大使に指名されたパーマー氏を受け入れない旨正式に伝える外交文書を米国務省宛に発出した。

(2)米国務省報道官は、パーマー氏が現在でも駐ベネズエラ・米国大使として指名された状態に変わりはないと発表した。

 

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