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安 全 情 報

〈 リンク:外務省海外安全ホームページ 〉

平成27年12月14日

安全情報  No 22/2015

警察官と犯人との銃撃戦により,一般人2名が負傷する事件が発生

 12月10日(木)午前7時30分頃,カラカス首都圏チャカオ市チャカイート地区において,警察官と犯人との銃撃戦が発生し,犯人が発砲した銃弾により,バス停で並んでいた一般人2名が重傷を負う事件が発生しました。10日は,カラカス首都圏だけでも他に2件の銃撃戦が発生しており,下記情報を参照頂き,注意をお願いします。

1 発生日時

  平成27年12月10日(木)午前7時30分頃


2 発生場所


  
カラカス首都圏チャカオ市チャカイート地区チャカイート駅出入口付近の果物店前路上

3 被害者等

 (1)死者
  
犯人 1名(男性 26歳)

 (2)負傷者
  
ア)一般人 2名(男性24歳,女性44歳)
  イ)警察官 1名(男性21歳)

4 概要

  チャカオ市警察官2名がパトロール中,上述の場所において,不審な男1名を発見したことから職務質問を行い,所持品検査を行おうとしたところ,犯人は突然,けん銃を取り出し,やみくもに発砲しました。これにより,警察官1名が負傷したほか,近くのバス停で並んでいた一般人2名も巻き込まれ重傷を負いました。警察官は,逃走を図った犯人の背中に銃弾を浴びせましたが,犯人は,近くにいたタクシーを強奪し逃走しました。その後,応援に駆けつけた警察官が追跡した結果,アラディンホテル(エル・ロサル地区)付近で負傷した犯人を逮捕しました。犯人は,そのまま病院に搬送されましたが,死亡しました。

5 注意事項

 (1)
ベネズエラでは,1,200万丁のけん銃が流通していると言われ,    その多くが犯罪等に使われています。また,許可無くけん銃を所持     することは違法となりますが,多くの市民が,護身用に所持・携帯    しているのが現状です。

 (2)外出中,発砲事件に巻き込まれた際は,直ぐにその場から避難す    ることが重要です。
    それが不可能の場合は,その場に伏せるか,自動車や壁等の障    害物に姿勢を低くして身を隠して下さい。ただし,自動車のドアや     後部付近,木製のドア・壁,灌木等は銃弾が貫通しますので,必ず    自動車のフロントエンジン付近やコンクリート製の壁,大木の幹等    に身を隠すようにして下さい。

平成27年11月30日

安全情報  No 21/2015

邦人居住マンション前においてバイクを狙った強盗殺人事件が発生

 11月30日(月)午前8時45分頃,カラカス首都圏チャカオ市カステジャーナ地区モエダノ通りとアントニオ・ホセ・イストゥリオ通りの交差点において,バイクを狙った強盗殺人事件が発生しました。チャカオ市内では,バイクや車を狙った強盗事件が多発しており,下記情報を参照頂き,注意をお願いします。

1 発生日時

  平成27年11月30日(月)午前8時45分頃

2 発生場所

  カラカス首都圏チャカオ市カステジャーナ地区のモエダノ通りとアントニオ・ホセ・イストゥリオ通りの交差点(ベネソラーノ・ブリタニア小学校から南に約30メートルの位置。邦人居住マンション前の交差点)

3 被害者等

(1)被害者

   男性 36歳(バイクメッセンジャー)

(2)被害品

   250CCバイク1台

4 概要

  被害者が,バイクに乗車して上述の交差点で停車中,バイクに二人乗りで乗車し,けん銃を所持した犯人からバイクを渡すよう脅されましたが,被害者が拒否したため,けん銃で撃たれ殺害されました。

5 注意事項

(1)ベネズエラでは,バイクや自動車の価格が高騰していることから,車両を狙った窃盗,強盗事件が多発しています。窃盗事件は,深夜早朝の時間帯に多く発生していますが,強盗事件は,昼間や人通りの多い場所であっても多発しており,注意が必要です。

(2)ほとんどの強盗事件でけん銃が使用されており,抵抗した場合は,ほぼ間違いなく発砲されます。そのため,万が一,襲われた場合は,絶対に抵抗せず,要求された金品を差し出すことが肝要です。

平成27年10月28日

安全情報  No 20/2015

アマソナスでの非常事態宣言に関する注意喚起

 

10月23日(金),マドゥーロ大統領は,コロンビアと国境を接するアマソナス州アトゥーレス市において,新たに非常事態宣言を発令しました。非常事態宣言は,これまでアプレ州,タチラ州,スリア州の合計23都市で発令されており,今回のアトゥーレス市を含め,これらの地域では,不測の事態や治安の悪化が予想されていますが,決して近付かないようお願いします。

1 非常事態宣言の内容

(1)今回新たに発令された地域

アマソナス州アトゥーレス市

 (2)既に発令された地域

ア アプレ州3都市

パエス市,ロムロ・ガジェーゴス市,ペドロ・カメホ市

イ スリア州10都市

グアヒーラ市,マラ市,アルミランテ・パディージャ市,ヘスス・エンリケ・ロサーダ市,ロサリオ・デ・ペリハ市,マチケ・デ・ペリハ市,カニャーダ・デ・ウルダネタ市,ヘスス・マリア・センプルン市,カタトゥンボ市,コロン市

ウ タチラ州10都市

ボリバル市,ウレニャ市,フニン市,ウルダネタ市,インデペンデンシア市,リベルタ市,ロバテラ市,アジャクチョ市,ガルシア・デ・エビア市,バンアメリカノ市

(3)非常事態宣言による対応措置

  ア コロンビアとの主要ルートを閉鎖し,市民の移動,移転を制限する。

イ 治安機関は,令状なしに,所持品検査,家宅捜索,車両検問等を行うことができる。

  ウ 治安機関は,市民が,集会,デモ,抗議活動を行うことを制限できる。

  エ 治安機関は,情報管理のため,通信規制等を行うことができる。

2 注意事項

(1)非常事態宣言が発令された地域では,多数の国家警備軍,国家警察等が配置され緊張が高まっています。このような地域では,外国人が,写真撮影はもとより,町中を歩いているだけで,不審者として疑われ,拘束されるおそれがありますので,この地域には,立ち入らないようお願いします。

(2)現在,スリア州,タチラ州には,海外安全情報(危険情報)として,「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」を発出しておりますが,渡航すべきか否かは,渡航目的の緊急性及び取り得る安全対策等に応じて検討を行った上で,ご自身で判断されるようお願い致します。

(3)今回の大統領令は,国境閉鎖は規定されていませんが,非常事態宣言により,当該地域内での移動や出入国については,規制が課されることになります。

平成27年10月21日

安全情報  No 19/2015

邦人企業の出張者に対する恐喝事件被害

 10月14日,邦人企業の出張者が,マイケティア国際空港において恐喝の被害に遭いました。下記をご参照頂き,同空港を利用される際は,十分な注意をお願いします。

1 発生日時

  10月14日午後3時30分頃

2 発生場所

  マイケティア国際空港国際線ターミナル駐車場内

3 被害者

  邦人企業の出張者 男性

4 被害額

  現金300ドル(米貨)

5 状況

  被害者は,空港に到着後,入国ゲートで迎えに来ていた現地職員(運転手)と合流し,二人で空港の駐車場に向かいました。人気のない駐車場において,車に荷物を積み込んでいたところ,軍服を着て小銃を所持した軍人と思われる男2名が近付いて来ました。被害者等は,気にすることなく積み込みを続けていましたが,男達は突然,積み込みを中止させ,身体検査と荷物検査を要求してきました。被害者は,要求に従い所持品を全て提示したところ,男達は,被害者の財布からドル紙幣のみを抜き取り,小銃で威嚇しながら立ち去りました。

6 注意事項

(1) マイケティア国際空港の治安は悪い状態が続いており,強盗,窃盗,恐喝事件等が多

発しています。早朝夜間の利用や単独での行動は絶対に避け,団体で行動(3名以上)するようにして下さい。

(2) 今回の事件は,車の往来はあったものの,周りに人がいない駐車場で発生しました。

車への乗り降りは,空港の駐車場で行うのではなく,人の往来が多いターミナル出入り口付近の乗降場所で,車に運転手を配置して行うようにして下さい。

(3)マイケティア国際空港では,最近,置き引き事件が増加しています。スーツケース等の荷物からは,絶対に目を離さないようにして下さい。また,高級腕時計,ネックレス等の装飾品やカメラ,スマートフォン等は,鞄等に収納するなど目立たない行動を心掛けて下さい。

 

平成27年10月7日

安全情報  No 18/2015

バングラデシュにおける邦人殺害事件に対する注意喚起

 

1 10月3日午前(現地時間),バングラデシュ北西部のロングプール県(首都ダッカから約300km)において,リキシャ(人力車)に乗車していた60代の在留邦人男性が,オートバイに乗車した者らにけん銃で撃たれ,殺害されました。本件に関し,「ISIL(イラク・レバントのイスラム国)バングラデシュ」を名乗る組織が犯行声明を発出し,イスラム諸国における外国人に対するさらなる攻撃の可能性を示唆しています。 

2 なお,ISILは,本年1月から2月にかけて,シリアにおいて,湯川遥菜氏及び後藤健二氏を殺害したとみられる動画を発出したほか,本年9月には,ISIL機関誌において,インドネシア,マレーシア及びボスニア・ヘルツェゴビナの日本の外交使節(大使館等)を攻撃対象の候補として言及したことがあります。

3 ベネズエラでは,イスラム教徒の数は少なく,これまでイスラム過激派によるテロ等の事件は確認されていませんが,在留邦人の皆様におかれましては,上述の情勢を十分に認識し,誘拐,脅迫,テロ等の不足の事態に巻き込まれることのないように,各種報道等により最新の情報を入手するとともに,一層の注意を払い,以下の注意事項を踏まえつつ,ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けて下さい。

(1) 不要不急の外出を避けるとともに,外出する場合には,移動に際し,できるだけ車両を使用し,徒歩での移動は行わない。また,車両での移動の際は,必ずドアを施錠する。

(2) 外出する場合には,目立つことのないように努め,常に周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知した場合には,速やかにその場から離れる。

(3) 日頃から行動パターン(通勤時間,使用する道路や施設)を常に変え,狙われにくくする。

 

 

平成27年10月2日

安全情報  No 17/2015

警察に対する連続襲撃事件

 

 9月25日(金)から27日(日)にかけて,バルータ市警察,ミランダ州警察等,ベネズエラ国内の5ヶ所の警察署施設等が,犯罪者集団に襲われました。犯罪者集団は,襲撃の際,手榴弾や自動小銃を使用するなど,その犯行は,さらに過激化しております。現在のカラカス首都圏は,治安の悪化が著しく,警察も犯罪者等を押さえ込むことができないのが現状です。つきましては,下記をご参照頂き,外出の際は,十分な注意をお願いします。

1 事件概要

(1)カラボボ州マリアララ市CICPC(内務司法警察)支署

   9月25日(金)午後7時45分頃,カラボボ州マリアラ市のCICPCの支署に対

し,数名の犯罪者集団が銃を発砲しながら,3発の手榴弾を投げつけるなどして襲撃しました。しかし,警察側が激しく抵抗したため,犯罪者集団は施設内に入ることができずに撤退し,双方に負傷者はありませんでした。

(2)カラカス首都圏スクレ市CICPC(内務司法警察)支署

   9月26日(土)午前3時30分頃,カラカス首都圏スクレ市ペタレ地区にあるCICPCエル・ジャニト支署に対し,二人組の男が手榴弾を投げつけました。死体安置所等の施設に被害が出ましたが,負傷者等はありませんでした。

(3)バルータ市警察(検問中)

   9月27日(日)午前3時15分頃,バルータ市ラス・メルセデス地区エルロサル橋架下の道路上(プリンシパル・デ・ラス・メルセデス通り)で,検問を行っていたバルータ市警察官等に対し,バイクに乗り武装した50名から60名の犯罪者集団が,橋架上から手榴弾数発を投げつけました。これにより,重傷者1名を含む8名の警察官が負傷し,同検問場所に居合わせた一般人4名も負傷しました。

(4)ミランダ州警察

   9月27日(日)夜,バイクに乗った上述(3)と同一と思われる犯罪者集団が,スクレ市ウルビナ地区にあるミランダ州警察本部に対し,手榴弾を投げつけましたが,負傷者等はなく建物にも大きな被害はありませんでした。ミランダ州警察本部が手榴弾で襲われたのは,今年2回目となります。

(5)グアリコ州警察

   9月27日(日)午後2時頃,バイクに乗車した二人組の犯人が,グアリコ州サン・ファン・デ・ロス・モロス市にあるグアリコ州警察本部に対し手榴弾を投げつけ,パトカー2台等を破壊しました。犯人のうち,1名は18歳の少年でしたが,その場で逮捕されました。 

5 参考事項

(1) カラカス首都圏では,今年に入り,犯罪者集団が手榴弾を使用して警察署を襲撃する

事件が15件発生しており,その結果,死者15名(警察官4名,一般人11名),負傷者50名(警察官17名,一般人33名)の被害が出ています。犯罪者集団は,手榴弾だけでなく自動小銃を使用するなど,警察の装備を上回っており,銃撃戦のたびに警察側に甚大きな被害が生じています。

(2) バルータ市のラス・メルセデス地区は,各国大使館が所在する比較的安全な地域と言わ

れていましたが,最近は他の地区からの犯罪者が流入し,治安が悪化しています。同地区に入る際は,単独行動や深夜早朝の移動を控えるなど防犯対策を講じて下さい。

(3) 深夜早朝の高速道路や国道を含む大通りは,武装した犯罪者集団が,バイク等で頻繁

に移動しています。警察のパトカーですら襲撃を受けることもあることから,車両であっても深夜早朝の外出は控えて下さい。

 

平成27年9月23日

安全情報  No 16/2015

邦人居住地区において殺人事件が発生

 

 9月22日(火)午後1時00分ころ,カラカス首都圏チャカオ市アルタミラ地区アビラ病院1階にあるバネスコ銀行のATM前において,けん銃を持った犯人が,銀行のATMから出てきた者を襲いましたが,反対に,出てきた者にけん銃で殺害されるという事件が発生しました。チャカオ市内では,けん銃の発砲事件が多発しており,下記情報をご参照頂き,注意をお願いします。

1 発生日時

  平成27年9月22日(火)午後1時00分ころ

2 発生場所

  カラカス首都圏チャカオ市アルタミラ地区アビラ病院1階バネスコ銀行前路上

3 死亡者

  強盗未遂犯人(男性 25歳)

4 概要

  被害者が,子供を抱いて銀行から出てきたところ,バイクに乗車した犯人2名のうち,けん銃をもった犯人1名が降車し,被害者に近付き,けん銃を突きつけて金品を要求しました。

しかし,被害者は,犯人の隙を突いて,自らが所持していたけん銃で発砲し,犯人の頭部等に数発打ち込み,犯人を即死させました。被害者は,その後,警察に通報することなく,子供と妻を車に乗せ,現場を立ち去りました。

5 注意事項

(1) 殺害された犯人は,前科8件を持つ犯罪者で,先月まで刑務所で収監され,仮出所で出たばかりでした。しかし,直ぐにけん銃を手に入れ,今回の犯行に及んでいます。

また,被害者もけん銃を所持していたことから,大量にけん銃が出回っており,街頭にいる一般人ですら,簡単に発砲することが明らかになりました。昼間帯で,人通りの多い場所であっても発砲事件が起こりうることを認識し,注意する必要があります。

(2) 今回の事件のように,銀行(ATM)から出てきたところを襲われる強盗事件が多発しています。銀行を利用される際は,道路に面した銀行(ATM)ではなく,建物内に設置され,外からはATMの機械等が見えないところにある銀行を利用して下さい。

平成27年9月16日

安全情報  No 15/2015

野党支持者の集会に関する注意喚起

 

 9月19日(土)に,野党支持者は,チャカオ市とスクレ市を通るフランシスコ・デ・ミランダ通りの4ヶ所の公園等において集会を予定しています。つきましては,下記情報をご参考頂き,外出される際には,注意をお願いします。

1 集会の予定

(1)日時

9月19日(土)午前9時頃から

(2)場所(フランシスコ・デ・ミランダ通り)

ア)チャカオ市エル・ロサル地区フアン・パブロ?U世広場

イ)チャカオ市チャカイート地区ブリオン広場

ウ)スクレ市パルケ・デル・エステ

エ)スクレ市ショッピングモール「リーデル」付近

2 注意事項

(1) 今回の集会は,刑務所に収監中のレオポルド・ロペス大衆意思党党首への有罪判決や

レデスマ・カラカス大市長の自宅軟禁に抗議して,野党連合(MUD)が,全国規模で,反政府抗議活動を呼びかけ,行われるものです。

フランシスコ・デ・ミランダ通りには,多数の警察官が配置される予定で,野党連合も過激な行動は控えるものと思われますが,一部の参加者が,略奪,暴動を扇動したり,治安部隊と衝突するおそれがあります。つきましては,可能な限り,集会が行われる場所への外出は避けるようにして下さい。

(2) また,ベネズエラは,厳しい経済情勢や治安の悪化が続いていることから,深夜

早朝の外出は控え,飲料水や食料品等の備蓄に努めるようお願いいたします。

 

 

平成27年9月16日

安全情報  No 14/2015

アプレ州での非常事態宣言に関する注意喚起

 

 9月15日(火),マドゥーロ大統領は,今回新たに,アプレ州の3都市及びスリア州の7都市に対し,非常事態宣言を発令しました。アプレ州,タチラ州及びスリア州では,多数の国家警備軍が配置され,今後,不測の事態や治安の悪化が予想されますので,決して近付かないようお願いします。

1 非常事態宣言の内容

(1)今回新たに発令された地域

ア アプレ州3都市

パエス市,ロムロ・ガジェーゴス市,ペドロ・カメホ市

   イ スリア州7都市

    ヘスス・エンリケ・ロサーダ市,ロサリオ・デ・ペリ市,  マチケ・デ・ペリハ市,

    カニャーダ・デ・ウルダネタ市,ヘスス・マリア・センプルン市,カタトゥンボ市,コロン市

(2)既に発令された地域

ア スリア州3都市

グアヒーラ市,マラ市,アルミランテ・パディージャ市

イ タチラ州10都市

ボリバル市,ウレニャ市,フニン市,ウルダネタ市,インデペンデンシア市,リベルタ市,ロバテラ市,アジャクチョ市,ガルシア・デ・エビア市,バンアメリカノ市

(3)非常事態宣言による対応措置

  ア コロンビアとの主要ルートを閉鎖し,対象地域での市民の移動,移転を制限する。

イ 治安機関は,令状なしに,所持品検査,家宅捜索,車両検問等を行うことができる。

  ウ 治安機関は,市民が,集会,デモ,抗議活動を行うことを制限できる。

  エ 治安機関は,情報管理のため,通信規制等を行うことができる。 

2 注意事項

(1)非常事態宣言が発令された地域では,多数の国家警備軍,国家警察等が配置され緊張が高まっています。このような地域では,外国人が,写真撮影はもとより,町中を歩いているだけで,不審者として疑われ,拘束されるおそれがありますので,この地域には,立ち入らないようお願いします。

(2)現在,スリア州,タチラ州には,海外安全情報(危険情報)として,「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」を発出しておりますが,渡航すべきか否かは,渡航目的の緊急性及び取り得る安全対策等に応じて検討を行った上で,ご自身で判断されるようお願い致します。

 

 

平成27年9月11日

安全情報  No 13/2015

邦人居住地区における侵入強盗未遂事件

 

 9月8日(火)午後9時過ぎ頃,スクレ市サンタ・エドゥヴィヒス地区サンタアマリア区域の一軒家において,けん銃を使用した侵入強盗未遂事件が発生しました。強盗犯人2名は,住居に侵入したものの,通報により駆けつけた警察官と銃撃戦となり,死亡しました。幸い,被害者に怪我等はありませんでしたが,今年は,昨年を上回るペースで強盗,窃盗事件が発生しており,比較的安全と言われたチャカオ市周辺でも凶悪犯罪が多発しています。つきましては,下記の注意事項をご参照の上,安全行動に徹するようお願いします。

1 概要

(1)発生日時

 平成27年9月8日(火)午後9時ころ

(2)発生場所

   カラカス首都圏スクレ市サンタ・エドゥヴィヒス地区サンタマリア区域の一戸建て住宅

(サンタ・エドゥヴィヒス教会から北東に約30メートル)

(3)状況

   被害者(男性58歳)が,自家用車で帰宅し,駐車場内に入ろうとしたところ,入り口で待ち構えていた犯人に,車に乗り込まれ,家に入るようけん銃で脅されました。その後,犯人は,夫人(52歳)とその息子(19歳)を拘束した上で,屋内の貴重品等を物色し貴金属,電化製品,携帯電話等を奪いました。しかし,犯人を目撃した付近住民が,警察に通報したため,玄関付近で警察官と犯人の銃撃戦となり,犯人2名は射殺されました。被害者家族及び警察官には,幸い怪我等はありませんでした。

2 注意事項

  スクレ市サンタ・エドゥヴィヒス地区は,チャカオ市との境界に位置することから,これまでは,比較的治安の良い地区とされていましたが,最近は,午後11時以降,たびたび,けん銃による発砲事件が発生しています。今後も,以下の点に注意が必要です。

(1)深夜早朝の外出,単独での行動,徒歩での移動は避ける。

(2)高層階アパートでも,玄関ドア,各部屋の窓及びバルコニーは必ず施錠する。

(3)警備員が,犯人と共犯の可能性もあることから,むやみにドアを開けない。

(4)万が一被害に遭った場合には,身の安全を第一に考え,絶対に抵抗しない。また,強奪

された現金等が少ない場合,誘拐等に発展するおそれがあることから,ある程度の現金を自宅内等に保管しておき,それを渡すこと。

 

平成27年9月8日

安全情報  No 12/2015

タチラ州での非常事態宣言に関する注意喚起

 

9月7日(月),マドゥーロ大統領は,タチラ州に続き,コロンビアと国境を接するスリア州の3都市に非常事態宣言を発令しました。タチラ州,スリア州では,多数の国家警備軍が配置され,今後,不測の事態や治安の悪化が予想されますので,決して近付かないようお願いします。 

1 非常事態宣言の内容

(1)対象地域

ア スリア州3都市

グアヒーラ市,マラ市,アルミランテ・パディージャ市

イ タチラ州10都市

ボリバル市,ウレニャ市,フニン市,ウルダネタ市,インデペンデンシア市,リベルタ市,ロバテラ市,アジャクチョ市,ガルシア・デ・エビア市,バンアメリカノ市

(2)非常事態の内容

  ア コロンビアとの主要ルートを閉鎖し,対象地域での市民の移動,移転を制限する。

イ 治安機関は,令状なしに,所持品検査,家宅捜索,車両検問等を行うことができる。

  ウ 治安機関は,市民が,集会,デモ,抗議活動を行うことを制限できる。

  エ 治安機関は,情報管理のため,通信規制等を行うことができる

2 注意事項

(1)非常事態宣言が発令された地域では,多数の国家警備軍,国家警察等が配置され緊張が高まっています。このような地域では,外国人が,写真撮影はもとより,町中を歩いているだけで,不審者として疑われ,拘束されるおそれがありますので,この地域には,立ち入らないようお願いします。

(2)現在,スリア州,タチラ州には,渡航情報(危険情報)として,「渡航の是非を検討して下さい」を発出しておりますが,これは,その地域への不要不急の渡航は控えるようおすすめするものであり,渡航すべきか否かは,渡航目的の緊急性,取り得る安全対策等に応じて検討を行った上で,ご自身で判断されるようお願いするものです。

平成27年8月24日

安全情報  No 11/2015

タチラ州での非常事態宣言に関する注意喚起

 

8月19日(水),タチラ州サン・アントニオ市において,国家警備軍(GNB)が武装集団に襲われ3名が負傷した事態を受け,21日(金),マドゥーロ大統領は,コロンビアと国境を接するタチラ州の5都市に非常事態宣言を発令しました。同地域では,今後,不測の事態や治安の悪化が予想されますので,決して近付かないようお願いします。 

1 非常事態に至る経緯

  8月19日(木),タチラ州サン・アントニオ市において,密輸を取り締まっていた国家警備軍の兵士に対し,バイクに乗った二人組の男達が襲撃し,兵士3名と民間人1名が負傷しました。これを受け,マドゥーロ大統領は,コロンビアとの国境を72時間閉鎖するよう治安当局に命じるとともに,21日(金),国境地帯の一部に60日間の非常事態を宣言するとともに国境の閉鎖を継続すると述べました。この非常事態宣言は,新たな通知を出すまで,さらに60日間延長することができます。

2 非常事態宣言の内容

(1)対象地域

タチラ州ウレニャ市,ボリバル市,フニン市,カパチョ・インデペンデンシア市,リベルタ市

(2)非常事態の内容

 ア コロンビアとの主要ルートを閉鎖し,対象地域での市民の移動,移転を制限する。

イ 治安機関は,令状なしに,所持品検査,家宅捜索及び車両検問等を行うことができる。

 ウ 治安機関は,市民が,集会を行ったり,デモや抗議活動を行うことを制限できる。

 エ 治安機関は,情報管理のため,通信規制等を行うことができる。

2 注意事項

(1)非常事態宣言が発令された地域では,多数の国家警備軍,国家警察等が配置され緊張が高まっています。このような地域では,外国人が,写真撮影はもとより,町中を歩いているだけで,不審者として疑われ,拘束されるおそれがありますので,この地域には,立ち入らないようお願いします。

(2)現在,タチラ州には,渡航情報(危険情報)として,「渡航の是非を検討して下さい」を発出しておりますが,これは,その地域への不要不急の渡航は控えるようおすすめするものであり,渡航すべきか否かは,渡航目的の緊急性,取り得る安全対策等に応じて検討を行った上で,ご自身で判断されるようお願いするものです。

平成27年8月14日

安全情報  No 10/2015

大使館入居ビル正面入り口においてけん銃使用強盗未遂事件の発生

 

8月13日(木)午後3時ごろ,大使館入居ビル正面入口において,けん銃使用強盗未遂事件が発生しています。

 つきましては,下記情報をご参照頂き,注意をお願い致します。

 

1 発生日時

 8月13日(木) 午後3時ごろ 

2 発生場所

 大使館事務所が入居するビル(Torre Digitel)正面入口

 ミランダ州チャカオ市ラ・カステジャーナ地区プラザ・カステジャーナ前

3 被害者

 同ビル16階のオフィスに勤務する男性職員

4 概要

 被害者が,事務所に戻ろうとビル正面入口に向かっていたところ,近づいてきた男に呼び止められ,金品を差し出すよう要求された。被害者が,隙を見てビル内に逃げ込むも,犯人もビル内まで追いかけて,被害者に向け3発発砲し,そのうちの1発が被害者の右足太ももに命中した。

 犯人はその後,路上で待機していた仲間のバイクで逃走した。

5 注意事項

(1) 比較的治安が良いとされていたチャカオ市内においても,けん銃を使用した強盗事件が発生していることを認識し,日中の外出であっても注意する。

(2) 単独や少ない人数での行動は控え,ある程度の集団で行動する。

(3) 万が一,強盗等に遭遇した場合,犯人はけん銃を所持している場合や薬物を使用している場合が多いことから,身の安全を第一に考え,絶対に抵抗しないこと。

 

平成27年7月17日

安全情報  No 9/2015

日本大使館付近において殺人事件が発生

 

 7月16日(木)午後9時30分ころ,在ベネズエラ日本国大使館付近の路上で,けん銃により男性1名が殺害されるという事件が発生しています。

 つきましては,下記情報をご参照頂き,注意をお願い致します。

1 発生日時

  平成27年7月16日(木)午後9時30分ころ

2 発生場所

  ミランダ州チャカオ市ラ・カステジャーナ地区フランシスコ・デ・ミランダ通り沿いハンバーガー店「Wendy’s」前路上(当館から南に直線約300メートル)

3 被害者

  ルネッサンスホテル支配人(男性 41歳)

4 概要

  被害者が,同所を徒歩で通行中,後方から首に銃弾を受け殺害されたもの。被害者からは,金品等は何も盗られていないことから,警察は怨恨による犯行ではないかと考え,捜査を進めている。

5 注意事項

(1) 比較的治安が良いとされていたチャカオ市内においても,殺人事件が発生していることを認識し,夜間早朝の外出は極力控える。

(2) 単独や少ない人数での行動は控え,ある程度の集団で行動する。

(3) 夜間は徒歩での移動は避け,車両で移動する。 

 

平成27年6月19日

安全情報  No 8/2015

野党支持者のデモに関する注意喚起

6月20日(土)、野党支持者がカラカスにおいてデモを予定しています。つきましては,下記の情報をご参考頂き,外出される際には,注意をお願いします。

 

1 デモの予定

(1)日時

月2日(土)午前10時頃

(2)場所

ア)チャカオ市チャカオ地区ボリバール広場

イ)バルータ市ラス・メルセデス地区ラ・グアダルーペ教会

  野党は,上述の二カ所で集会を行い,その後,チャカオ市チャカイート地区ホセ・マルティ広場に向かう予定です。

2 注意事項

(1)今回のデモは,刑務所に収監中のレオポルド・ロペス大衆意思党党首,ダニエル・セバージョス・サンクリストバル元市長及びその支持者が,国会議員選挙の日程確定と政治囚の解放を求めて行うものです。5月30日に行われた集会と同様に,デモの規模は小規模なものになる見込みですが,小さなきっかけが大きな衝突に発展するおそれもあることから,充分な注意が必要です。

(2)また,当日、デモの時間やルートが直前に変更される可能性やデモの終了後、移動したデモ隊が,治安部隊等と衝突する可能性もありますので,外出時には,事前に外出先や経路の状況を確認して下さい。

(3)厳しい経済情勢や治安状態の悪化が続いていることから,夜間早朝の外出や不要不急の外出は控え,今後も,できる限り飲料水や食料品等の備蓄に努めるようお願いいたします。

 

平成27年5月29日

安全情報  No 7/2015

 

野党支持者のデモに関する注意喚起

5月30日(土)、野党支持者がカラカスにおいてデモを予定しています。つきましては,下記の情報をご参考頂き,外出される際には,注意をお願いします。

1 デモの予定

(1)日時

5月29日(土)午前10時頃

(2)場所

  フランシスコ・デ・ミランダ通りにあるフアン・パブロ二世広場

  野党は,デモ行進を行うことは明言していますが,集会後のデモ行進の開始時間,解散地等の詳しい内容は明らかにしていません。

2 注意事項

(1)今回のデモは,刑務所に収監中のレオポルド・ロペス大衆意思党党首が,30日に平和的な反政府デモ活動を実施するよう呼びかけたことにより行われるものです。全ての野党が参加するデモではないため,デモの規模は比較的,小規模なものになる見込みですが,現在のベネズエラの情勢に鑑みますと,小さなきっかけが大きな衝突に発展するおそれは充分にあります。つきましては,可能な限り,デモの発生場所付近への外出は避けるようにして下さい。

(2)当日、デモの時間やルートが直前に変更される可能性やデモの終了後、移動したデモ隊が,治安部隊等と衝突する可能性等がありますので,外出時には,事前に外出先や経路の状況を確認して下さい。

(3)厳しい経済情勢や治安状態の悪化が続いていることから,夜間早朝の外出や不要不急の外出は控え,できる限り飲料水や食料品等の備蓄に努めるようお願いいたします。

 

平成27年4月30日

安全情報  No 6/2015

 

メーデーのデモに関する注意喚起

明日5月1日(金)のメーデーには、与野党支持者がそれぞれデモ行進を予定しています。与野党の支持者間の衝突や付近の道路が封鎖される可能性があります。つきましては、下記の情報をご参照頂き,外出される際には、注意をお願いいたします。 

1 日時 

  平成27年5月1日(金)午前9時頃〜

2 場所

(1)与党支持者

   カラカス首都区リベルタドール市ラ・カンピニャ地区(PDVSA付近)〜(リベルタドール通り及びメキシコ通り)〜オレアリ広場

(2)野党支持者

   スクレ市パルケ・デル・エステ〜(フランシスコ・デ・ミランダ通り)〜ロス・コルティホス・デ・ロウルデス地区(ロス・コルティホス駅付近)

3 注意事項

(1)今年は、昨年ほど政府派、反政府派の衝突、道路封鎖、破壊活動等が激しくありませんが、経済状態が一段と悪化し国民の不満が鬱積しているため、小さなきっかけが大規模な衝突、暴動等につながるおそれがあります。当日は可能な限り外出を控えるようにし、やむを得ず外出される際は十分注意して下さい。

(2)今後も引き続き、夜間早朝の外出及び不要不急の外出は控え、やむを得ず外出する場合には、テレビ、ラジオ、インターネット等で事前に外出先や経路の状況を確認するとともに、できる限り水や食料等の備蓄に努めるようお願いいたします。

 

平成27年4月6日

安全情報  No 5/2015

 

日系企業社用車に対する強盗未遂事件が発生 

カラカス首都区バルータ市内において、当地日系企業の社有車(防弾車)が強盗未遂事件の被害に遭っております。つきましては、下記情報をご参照頂き,注意をお願いいたします。

 

1 発生日時:4月4日(土)午前9時頃

2 発生場所:バルータ市バジェ・アリバ地区

バジェ・アリバ・カントリークラブ付近交差点

3 被害状況

(1)当地日系企業の社用車が、バジェ・アリバ・カントリークラブ(コルフ場)へ日本人駐在員を送迎後、同カントリークラブから、約1分ほど降ったところにある交差点において、バイクに乗った3人組の男達に囲まれました。

(2)バイクの男達は、社用車にけん銃で1発発砲後、側面の窓ガラスをけん銃で叩いて割ろうとしましたが、運転手が前に置かれていたバイクを車で乗り越えて、その場から逃げることができました。車の損傷以外に被害はありませんでした。

4 注意事項

)最近は、夜間・早朝だけではなく、日中の凶悪事件が多発していることを十分認識して行動すること。

(2)犯人グループは、ゴルフ場付近で待ち伏せしていた可能性が高いことから、ゴルフ場への出入りの際及び付近では十分注意すること。

(3)車両で移動の際には、複数のバイクの集団、二人乗りのバイクには十分注意し、可能な限り、一定の距離をとるようにすること。

 

平成27年2月12日

安全情報  No 4/2015

ロス・ドス・カミノス地区において誘拐未遂事件が発生

 2月10日夜,スクレ市ロス・ドス・カミノス地区のミレニアム・モール付近において,誘拐未遂事件が発生し,駆けつけた警察官と武装集団の間で約10分間に渡って銃撃戦がありました。

つきましては,下記の情報をご参照頂き,外出等の際は十分注意をお願いします。

1 概要

(1)発生日時

 平成27年2月10日(火)午後10時30分頃から午後11時頃

(2)発生場所

 カラカス首都区スクレ市ロス・ドス・カミノス地区ミレニアム・モール前交差点付近

(3)状況

 ア 10日午後10時30分頃、被害者2名が、ロス・ドス・カミノス地区の自宅マンション駐車場へ車で入ろうとしたところ,誘拐を企図した武装集団に襲われました。

 イ 駆けつけた警察と小銃や手榴弾を使用した武装集団との間で約10分間に渡って,銃撃戦となり,警察官5名が負傷し,武装集団の1名が死亡,残り3名が逃走しましたが,被害者2名は無事救出されました。

2 注意事項

  本件の武装集団は,2012年12月にトルコ大使館外交官を誘拐し,その後,ロス・パロス・グランデス地区で警察と銃撃戦を繰り広げた武装集団(安全情報2012年No.27参照)と同一と考えられており,カラカスにおいて,主に短時間誘拐を行っているということです。

短時間誘拐の場合,犯人はあらかじめターゲットを決めている場合は少なく,路上等で狙いやすいターゲットを物色している場合が多いことから,以下の点等に留意して,ターゲットにならないように注意して下さい。

(1)短時間誘拐の場合,犯人グループは,濃いスモークフィルムを貼付した車両に複数の若

い男が同乗または複数の車両で行動し,道路等で被害者を物色する場合が多い。また,建物の駐車場へ入る際が最も狙われやすいと言われていることから,付近駐車車両や後続車両にこのような不審な車両がいないか確認し,不審な場合は,そのまま駐車場に入ることなく迂回して様子を見る,助けを求める等の対策をとること。

(2)短時間誘拐は,夜間・早朝や休日等の道路の交通量が少ない時間帯の犯行が多い。可能な限り夜間・早朝の移動を避けることが望ましいが,やむを得ない場合は,単独での移動や運転技術が未熟な者による運転等は,特に狙われやすいことから,防弾車での移動,運転技術があり現地事情に詳しい者の運転による移動,複数の車両での移動等の対策をとること。

 

平成27年2月11日

安全情報  No 3/2015

       「青年の日」のデモに関する注意喚起

昨年2月12日の「青年の日」は、各地で、反政府派学生等によるデモが行われ、治安部隊等との衝突があり、カラカスでは死者3名が出ました。明日2月12日の「青年の日」も、反政府派学生等による集会やデモが予想されます。つきましては、下記の情報をご参照頂き、外出される際には、注意をお願いします。

1 本年は、与党支持者がリベルタドール市プラサ・ベネズエラから同市パルケ・カラボボまでデモ行進を行い、野党支持者の学生等が、リベルタドール市のベネズエラ中央大学,スクレ市ミレニアム・モール,ロムロ・ガジェーゴ通り及びその周辺でデモ・集会を行う以外は、これまでのところ大規模なデモの予定に関する報道はなされていませんが、各地において、散発的に、反政府デモが行われる可能性があります。特に、チャカオ市アルタミラ地区アルタミラ広場周辺、チャカオ市チャカオ地区等、昨年2月以降、デモ隊と治安部隊の激しい衝突があった場所や道路封鎖が行われた場所においては、12日及びそれ以降も昨年と同様の事態となる可能性がありますので、可能な限り、デモの発生場所付近は避けるようにして下さい。

2 また、昨年同様、日没後に道路でタイヤやゴミを燃やしたり、道路が封鎖されたりして、一時的に危険な状態となる恐れもありますので、特に12日は、可能な限り、早めの帰宅を心掛けて下さい。

3 今後、数か月間は、2月27日(1989年の「カラカソ(カラカスにおける大暴動)」)、3月5日(チャベス前大統領逝去)、4月11日(2002年のクーデター)、4月19日(独立宣言記念日)、5月1日(メーデー)等、節目となる日が多くあります。さらに、本年は、厳しい経済状況や治安の悪化もあることから、当面の間は、夜間早朝の外出及び不要不急の外出は控え、やむを得ない外出の場合には、テレビ、ラジオ、インターネット等で事前に外出先や経路の状況を確認するとともに、できる限り、食料品、水等の備蓄に努めるようお願いいたします。

 

平成27年1月22日

安全情報  No2/2015

与野党支持者のデモに関する注意喚起 

1月23日(金)及び24日(土)、与野党支持者がカラカスにおいて、それぞれデモを予定しております。つきましては、下記情報をご参照頂き、外出される際には、注意をお願いいたします。2月12日の「青年の日」が近付いてきており、25日(日)以降も、全国各地において、与野党デモが行われる可能性がありますところ、十分ご注意ください。

1 デモの予定

(1)与党支持者によるデモ

ア 日時:1月23日(金)午前

イ 場所:リベルタドール市1月23日地区、同市セントロ地区等〜同市セントロ地区プラサ・オ・レアリまたはエル・カルバリオ

(2)野党支持者によるデモ

ア 日時:1月24日(土)午前

イ 場所:バルータ市ラス・メルセデス地区プラサ・アルフレド・サデル、チャカオ市チャカオ地区プラサ・エル・インディオ及びリベルタドール市プラサ・ベネズエラ〜チャカオ市チャカイート地区セントロ・コメルシアル・ウニコ

※ デモの開始時間は明らかにされていませんが、午前10時前後に集合し、午後まで続くことが予想されます。

2 注意事項

(1)昨年2月12日の「青年の日」には全国的に学生を中心としたデモが行われ、カラカス首都区だけでも、死者3名が出ています。デモが行われる付近では、反対勢力や治安部隊との衝突及び道路封鎖に巻き込まれる可能性がありますので、可能な限り、デモの発生場所付近は避けるようにして下さい。

(2)当日、直前に、デモの時間やルートの変更の可能性もありますので、外出時には、事前に、外出先や経路の状況を確認して下さい。また、デモの終了後、移動したデモ隊が、治安部隊等と衝突する可能性等もありますので、上記場所以外においても、注意が必要です。

(3)厳しい経済情勢や治安の悪化もあり、当面の間は、夜間早朝の外出及び不要不急の外出は控え、やむを得ない外出の場合には、テレビ、ラジオ、インターネット等で事前に外出先や経路の状況を確認するとともに、できる限り食料品、水等の備蓄に努めるようお願いいたします。

 

平成27年1月19日

安全情報  No1/2015

在留邦人のけん銃使用強盗事件被害

 

 1月18日(日)午後2時過ぎ頃,チャカオ市カンポ・アレグレ地区において,在留邦人男性が,けん銃を所持した男数名から,車内に一時的に拘束され,金品を強奪される強盗事件が発生しました。

今年に入り,1月9日,リベルタドール市アルタ・フロリダ地区において,中国人の集合住宅がけん銃を使用した侵入強盗の被害に,また,チャカオ市ロス・パロス・グランデス地区において,ドイツ人男性がけん銃を使用した侵入強盗の被害に遭う等報道されただけでも多数の凶悪事件が発生しており,治安の悪化が懸念されております。

つきましては,下記の情報をご参照頂き,外出等の際は十分注意をお願いします。

             

 1 概要

(1)発生日時

  平成27年1月18日(日)午後2時過ぎ

(2)発生場所

 カラカス首都区チャカオ市カンポ・アレグレ地区の被害者居住マンションの地下駐車場

(3)状況

 ア 18日午後2時過ぎ,外出先から帰宅した被害者が,自家用車で自宅マンション駐車場 に入り,車から降りて,エレベータへ向かって歩いていたところ,綺麗な身なりをした25歳から30歳位の男3名(以下「犯人」)から,いきなりけん銃を突きつけられて,被害者の車の後部座席に乗せられました。

 イ 犯人は,被害者を殴りつけ,覆面を被せて,両手を縛り,犯人のうちの数名が被害者から奪った鍵を使って,被害者宅へ侵入し,現金(米ドル、ボリバル)及びi-PAD等を奪いました。

 ウ その後,午後4時30分頃,被害者の車に,別の被害者(ベネズエラ人男性)が乗せられました。ベネズエラ人被害者には,居室内に家族が居ましたが,犯人3名が居室内へ侵入し,同人の妻及び母親をけん銃で脅して,現金(米ドル,ユーロ)等を奪いました。

 エ 犯人は,ベネズエラ人被害者に対する犯行後,車内で被害者2名を誘拐するかどうかを相談していましたが,幸いにも被害者2名を車内に放置して立ち去ったことから,数分後,被害者は,ベネズエラ人被害者とともに車から脱出しました。

 オ ベネズエラ人被害者宅に侵入した犯人は3名であり,その際,車内にも犯人2名以上が残っていたことから,少なくとも犯人は5名以上いたと思料されます。また,犯人がマンション駐車場への侵入に際し,警備員に対する脅迫行為や出入口の破壊行為は行っていないことから,駐車場の出入口を開閉するためのリモコン装置を入手し,侵入したと思料されます。

 2 注意事項

  この事件は,マンション駐車場内に隠れて,被害者を待ち伏せするという犯行手段であり,当地においては,何時,何処でも発生する可能性があります。また,一歩間違えれば,誘拐事件等のさらに凶悪な事件に発展していた可能性もあります。  

深夜・早朝の時間帯の外出を避ける,外出先の治安状況を事前に確認してから外出する,ある程度の集団で行動する,尾行等を注意する等の事件の発生を未然に防止する対策をとることはもちろんですが,万が一被害に遭った場合には,被害を最小限に抑えることも大切です。具体的には,下記の点に注意してください。

(1)たとえ敷地内であっても,マンションの駐車場等は人気がなく,誘拐や強盗事件の犯行現場になりやすいことから,十分に注意すること。

(2)強盗等に遭遇した場合のために,ある程度の現金を用意しておき,万が一の場合はそれを渡すようにする。犯人はけん銃を所持している場合や薬物を使用している場合が多いことから,落ち着いて,身の安全を第一に考え,絶対に抵抗しないこと。また,現金等が少ない場合,誘拐等に発展することを避けるため,ある程度の現金を自宅内等に保管しておき,万が一の際には,それを渡すこと。

(3)携帯電話を奪われた場合を想定し,緊急時の連絡先を数か所暗記しておくこと。

 

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