3.風土病
ベネズエラではマラリアとデング熱が流行しており、当国厚生省の発表によれば、平成18年1月から12月までの発生件数は前者が37,044件、後者が約42,029件となっています。
デング熱は、病原菌ウィルスを持っている熱帯縞蚊又は一筋縞蚊に刺されることによって感染するので、虫除けのクリーム或いはスプレーを使用するなどして、蚊に刺されないように注意することが肝心です。感染すると突然の発熱、激しい頭痛、眼球深部の痛み、関節や筋肉痛、発疹が現れ、治療が遅れた場合には死に至ることもありますので、早めに医師の診断を受けることが肝要です。なお、回復期には疲労感と鬱状態が続きます。
マラリアも蚊が媒介する伝染病で、予防薬の服用が効果的ですが、副作用があるとも言われており、かかりつけの医師、現地医療機関等に相談して適切な方法で服用する必要があります。
その他の病気としては、
麻疹や黄熱病等が見られます。
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